猫の去勢手術・結局のところ、なんでやらないといけないの?

オス猫を飼う飼い主様のほとんどが去勢手術をおこなうと思います。

実際これから猫を飼おうという人、去勢手術をうけようかなと思っている飼い主様のなかで、なぜ去勢手術を行うのか疑問に思っていらっしゃる方もいると思います。

今回は、獣医師が勧める理由でなく、実際に当院にいらっしゃる飼い主様が、どんな理由で去勢手術を行おうとしているのかご紹介したいと思います。

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なんとなく

実際のところ、この理由が一番多いと思います。

オス猫を飼ったら去勢はするものだと思った、前飼っていた猫も去勢していたから、友達もやっているからなど、特に理由はないけれど、とりあえず去勢手術はやるものだということで手術をされます。

「手術なのだから、もう少しやるやらないを真剣に考えては?」という意見も、ネットの中ではそれなりの割合であるだとは思いますが、逆に言えばそれだけ去勢手術が一般的に浸透しているということではないかと思います。

去勢をしないオス猫と一緒に暮らすのはとても大変です。

そういった多くの飼い主様の経験則があっての話だと思うので、なんとなくという理由も悪くはないと思います。

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かなり臭いのきつい尿が、部屋中に巻き散らかされるので、一緒に暮らしていく上ではかなりの障害になると思います。

大体生後半年ぐらいからマーキングをしだすので、ちょっと時期を逃した飼い主様が、早めに手術をしたいというご希望があれば、だいたいはこれが原因であることが多いと思います。

発情の声がしんどい

発情の時期になると、いつもの可愛い猫らしい声ではなく、雄たけびのような声を夜通しするようになります。

3日ぐらい我慢していると止むのですが、また3日ぐらいすると雄たけびを再び始めますので、その鳴き声でまともに眠れません。

huminshou

たまに電話がかかってくるのですが、「今日手術できますか?」とか「できるだけ早めに手術をしたいのですが」という問い合わせがあった場合、そのほとんどが発情の鳴き声で寝不足気味の飼い主様です。

時期が来ると突如として発生し、やめさせる方法は唯一去勢をすることだけです。

外に出るから

自宅だけでなく、外にも良く出るので、けんかとかを予防したいので去勢をするという飼い主様も中にはいらっしゃいます。

最近は猫を外に出すという飼い方をしている方はかなり少なくなってきていますが、地域猫をそのまま飼い始めたかたなどは、ほとんどの方が去勢をご希望されます。

sotoneko

まとめ

結局のところ、去勢を行おうというタイミングは飼い主様のタイミングになると思います。

ただこのブログでも何回か触れていますが、去勢をしないオス猫と一緒に暮らすのは非常に大変なことだと思いますので、個人的には生後6か月ごろの発情前に、睾丸がしっかりと降りてきているのであれば、去勢を行っていただければと思います。