猫の避妊手術。よくありがちな8つの間違い

猫を飼ってらっしゃる飼い主様にとって、避妊手術はとても大きなイベントだと思います。

圧倒的にメス犬の避妊手術に比べてメス猫の避妊手術を行う飼い主様は多いと思いますが、中にはどうしても避妊手術に抵抗のある飼い主様もいらっしゃると思います。

ネットなどで調べると、避妊手術にまつわる色々な情報があると思いますが、正確なものもあれば、不正確なものもあります。

今回は獣医師の目線で、避妊手術のよくある間違いについてご説明したいと思います。

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猫と犬では発情行動含めて異なる

獣医学的に言うと猫は交尾排卵動物、犬は季節性発情動物と言われており、そもそもの排卵発情形態がことなります。

ですのでそもそも、犬の避妊の記述が猫に当てはまるかと言えば、そうではないことの方が多いと考えていただいた方がいいと思います。

麻酔は蓄積されるものではない

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麻酔をすると寿命が縮む、麻酔をかけられる回数は一生で決まっている、麻酔は連続で使用することができないなどの意見をたまに見かけます。

麻酔はもちろんリスクのあるものですが、長期にわたり蓄積するものではないので、短期間で連続で麻酔を使用したとしても、そのせいでどこかに異常が出ることはほぼありません。

もちろん麻酔の処置はないに越したことはないのですが・・・。

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今のところ、避妊手術によって引き起こされる病気があることは証明されていない

避妊手術のデメリットとして、避妊手術をしたがゆえにかかる病気があるような情報もありますが、基本的には今のところありません。

こんなことがあったというあくまでも経験則、もしくはまれな例であり、関連性が証明されているわけではありません。

今後、何かしら避妊が引き金になる病気が出てくる可能性は0ではないですが、今のところその疾患の数は0です。

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避妊手術後に全ての猫が肥満になるわけではない

避妊手術後に太るというのはよく聞く話なのですが、すべてのメス猫が肥満になるわけではありません。

また肥満傾向になりそうな猫の大多数が食事のコントロールにて体重を管理することが可能になります。

ただ少数のメス猫では、コントロールが極めて困難なケースも実際にはあるので、よく獣医師と相談しながら、避妊手術後の食事を決めていきましょう。

避妊手術をすることで性格が変わることはない

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避妊手術後に性格が変わることはありません。

発情にかかわる行動が変わることはあるので、それによって性格が変わったかのように見えることはあるかもしれません。

手術が性格に直接影響するような獣医学的な根拠は何もないので、その点での無用な心配はあまりしなくてもいいとは思います。

猫の避妊手術は基本的には保険の対象にはならない

ほぼすべての動物保険では避妊手術は対象にはありません。

ごく少数の保険で特約という形での対象にはなっているかもしれません。

もし保険の対象となるのであれば、子宮、もしくは卵巣に何かしらの病的な変化がある場合のみです。

手術自体の金額はあまりかわらない

手術の料金は非常に気になるところだと思いますが、基本的に手術そのものの料金は大幅な違いはりません。

術前の検査や入院期間など、付随するものによって料金が異なることがほとんどです。

事前に気になるようであれば、手術の料金以外に何の費用が必要なのか、動物病院に直接聞いてみた方が良いと思います。

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高齢でも猫の避妊手術は行うことができる

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高齢な猫は手術できないのではなく、麻酔のリスクが高いというだけで、手術自体の手技は変わりません。

ただ、高齢な猫の場合、卵巣もしくは子宮が経年齢的な変化を起こしていることが多くあるので、そういった意味では多少術式が変わることはあるかもしれません。

ただし、麻酔のリスクとは生死のリスクなので高齢のメス猫の避妊手術は慎重に検討したほうがいいと思います。

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まとめ

結論から言えば、猫の場合、避妊手術は積極的に検討される方がいいと思います。

デメリットに比べるとメリットが非常に大きいからです。

そのうえで悩みがあるのであれば、直接獣医師と相談し決めていただくのがいいと思います。

相談相手は専門家、これが一番ではないでしょうか。