【猫の避妊手術】退院後から調子がすぐれない時の4つの対応法

獣医師をやっていてよく思うのですが、猫という生き物は本当に繊細な生き物だと思います。

治療をする上で厄介なことなですのが、病気ではないのにもかかわらず、ストレスという要因だけで、何日もご飯も食べない、排泄もしなくなることが多くありからです。

特に、避妊手術とは言えども、メス猫に与える影響は絶大なものがありますから、手術やその他の治療に何ら問題がなくても、退院した後に、猫がげっそりしてしまうようなケースは、割とよく起こります。

今回はこういった、避妊手術の退院後の体調不良の対処法をご説明したいと思います。

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平均的な退院後の猫の様子は?

たいていのメス猫が、退院後、自宅に帰ったあとじっとして動かないことが多いと思います。

いつも行かないようなところにい行ってじっとしており、ご飯を食べないという状況が続きます。

また排泄も滞ることも多く、2日から3日程便が出ないこともざらです。

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これらは猫の特性のようなものなのですが、平均すると退院の翌々日にはほとんど元通りの状況になります。

食欲がない場合の対応法

食欲がない時は、これといった対応をする必要はありません。

何もしなくても段々と食欲は回復していきますので、いつもの食事をいつも通り与えていただければ構いません。

数日全く食べないような状況があったとしても、ほとんど問題にはならないでしょう。

排泄がない場合の対応法

退院後、排便が見られないのはよくあることです。

たいていの場合、排便する気もなさそうに過ごしていることが多く、基本的には何ら対応する必要はありません。

排尿の場合も同様です。

トイレに行くそぶりもないような場合は、基本的には待つしかありません。

基本的にこういった状況下で排泄がない場合は、本人の体調が崩れることはまずありません。

ただ、トイレに行って気張っても出ないとか、何回もトイレに行くような状況はあまり好ましくないので、担当の獣医師に連絡を取って指示を仰いだ方がいいと思います。

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下痢、吐き気を催している時の対応法

下痢、吐き気の原因は、2つ考えられ、一つは入院、手術の負荷による体調不良、もしくは退院時に処方された内服があっていないのかどちらかになります。

入院、手術の負荷による体調不良の場合、食欲が安定していれば速やかに回復するので、滅多のことでこれに対しての治療は必要ありません。

ただし、多くの場合は食欲不振をともなうことが多いので、そういった場合は速やかに治療をしたほうが、回復が早いと思われます。

また、その下痢や吐き気が内服によるものかどうか見極めるのは意外と大変なのですが、内服による下痢は下痢というよりは軟便になることが多く、吐き気も飲ました直後に吐くことが圧倒的に多いと思います。

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このような症状が出た場合には、まず獣医師と連絡を取り、指示を仰いだ方がいいと思います。

血尿が出た時の対応法

術後に血尿が混じることは稀にあります。膀胱炎もしくは術後の出血が尿に混じっていることが原因と考えられます。

基本的には速やかに回復するため、様子を見ていただいても大丈夫だと思いますが、頻尿感やいきみがひどい場合は、術後の体力の回復の妨げになるため、治療が必要だと思います。

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まとめ

生き物の反応というものはすべてが見通せるものではありません。

避妊手術とは言えども予期せぬ状態を引き起こす可能性はあります。

ただ、術後の体調の変化は、特に猫の場合は慌てずに様子を見たほうがいいことが多いので、まず、安静にして、猫の好きなようにさせておくことが大切だと思います。

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