犬を飼い始めて、数ヶ月経つころ、去勢手術を考え始める方は多いと思います。
それではいつ去勢手術の予定をたてればいいのか?
いつ手術することがいいのか?
など、去勢手術の時期についてお話していきましょう。
生後6ヵ月以上で去勢できる
生後6ヵ月以上になると、身体の発育も進み、去勢手術できるように体が整ってきます。
生後半年くらいには去勢をして切除を行う部分の精巣やその他周辺の生殖器とも成長する段階で関わりのある泌尿器も成長してくるでしょう。
それよりも早い段階で去勢手術を行ってしまうと、泌尿器の成長が遅延してしまい、うまく泌尿器が成長しなくなる場合があります。
そのため、ある程度成長した時期に去勢手術をおすすめしています。
しかし、成長には個体差があるため、一概にもすべてが生後6ヵ月でできるわけではありません。その個体差によって生まれる去勢手術のおすすめの時期についても説明しましょう。
精巣がおりてなければ、それまで待つかもしれない
犬の精巣は胎児期にはお腹の中にあり、生まれてから、数か月でお尻の近くまでおりてきます。
しかし、小型犬種の場合、それがうまくいかずに、股の部分で精巣が止まってしまったり、お腹の中にとどまったままになってしまう仔もいるのです。
それを「停留精巣、停留睾丸、潜在精巣、陰睾」と言います。
その場合は、7~8か月齢もしくは1歳齢まで精巣がおりてこないか様子をみてみることもあります。犬によっては期間を開ければ、正常な位置までおりてきたりすることもあります。
しかし、経験上、大抵の停留精巣の犬は精巣の位置が変わらないことが多いので、特に1歳以上であれば、お腹もしくは股の部分を切開する去勢手術に踏み切ることをおすすめします。
乳歯が抜けていないなら、抜けるまで待つかもしれない
人だと乳歯は抜けるものですが、小型犬だと