避妊手術後の、オススメの遊び方とオススメできない遊び方。

避妊手術をした後に、太る猫は実際多いでしょう。

代謝が落ち、エネルギー消費量も落ち、性格的にも大人なしくなる仔も多く、運動量が減り、太るということにつながります。

そのような肥満を防ぐためには食事管理が重要ですが、運動で消費するということも大切です。

楽しくやせるために、遊んであげて体重管理に気をつけましょう。

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おすすめ遊び方

1. キャットタワー

キャットタワー

基本的に家の中で過ごす猫は平地運動だけの生活になりがちで外にいるノラ猫に比べ、足の筋肉量が減ってしまう傾向があります。

しかし、所々に足場がついている背の高いキャットタワーがあれば、日常的に勝手に上り下りしてくれ適度な運動につながります。

また、高いところが好きな動物なので、猫本人のストレス解消にもなるでしょう。

2. ねこじゃらし

猫じゃらし

棒の先に紐でつながれた人形や羽が付いているオモチャです。

これを人間が立って持ち、上下にぶんぶんと振ることによって、猫が追いかけてピョンピョンと飛ぶ運動や立つ運動を促すことができます。

紐でつながった人形の自然な動きが小動物の動きに見えて、猫は本能的に追いかけたくなるようです。

また、その人形をソファや扉などの物陰から出したり引っ込めたりする動きを繰り返す、という遊びも同様に本能をくすぐられ、追いかけずにはいられないようです。

3. レーザーポインター

これも猫の大半が好きな遊びです。

レーザーポインターから出た光が床や壁に映し出され、それが動くことによって、これも本能がくすぐられ捕まえようとして追いかけてくれます。

手でたたくように捕まえようとする仕草は、それはそれはとても可愛らしい様子です。

おすすめできない遊び方

一人の遊び

遊びは運動やストレス解消になるのでおすすめですが、遊び方によっては命に関わったり、危ない状況につながることも少なくありません。

それは、オモチャを猫一人で遊ばせるということです。

飼い主が見ていないところで、事故が起こってしまう場合があるからです。

とくに多い事例が、オモチャの誤食です。猫によってはオモチャを噛みちぎり食べてしまう仔がいます。人形についているボタンや羽、時にはオモチャを丸のみしてしまうこともあります。

危ない場合は、オモチャの尖った部分を食べてしまった時、紐をそのまま飲んでしまった時です。尖った部分は胃や腸の消化管に刺さってしまったり、紐は消化管の中でひっかかり腸を壊死させてしまう危険性があります。

もし、食べてしまった場合は、以下のことに気を付けなければなりません。

  1. 口からオモチャが見えても、無理にひっぱらない。
    (消化管に引っかかっている場合、傷つけてしまい悪化の原因になります)
  2. すぐに動物病院に行く
  3. もし、すぐに動物病院に行けないときは、吐き気や下痢・便秘などの消化器症状や食欲不振がないか、よく観察する
    (症状がある場合は危険なサインです、できるだけ早く受診できるようにしましょう)
  4. 嘔吐物やウンチの中にオモチャが出てきていないか確認する
    (猫の状態を把握するうえで、重要な情報です)

これらを気を付けていただきたいですが、素人の判断で悪化することもあります。まずは、ひとまず獣医師に相談しましょう。

異物誤食は、最終的にオモチャが出なければ、お腹を切る手術が必要な場合もあります。

まとめ

遊びはいい運動になります。

しかし、どこに危険が潜んでいるかわかりません。できるだけ見守りながら遊んであげてくださいね。