【犬の避妊】メリット、デメリットを考えよう!

メス犬を飼ったら、どの飼い主様も一度は避妊手術を検討されるとは思います。

本当に避妊手術をしないといけないのかどうなのか、インターネットや本などで言っていることはまちまちだし、調べれば調べるほどわからなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

実際のところ、本当にどうなの?という疑問にいち獣医師として、率直にお答えしようと思います。

獣医師

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避妊手術をしないメリット

避妊手術をしない最大のメリットは、手術をしなくてもいいことです。

ただの言葉遊びのようになりますが、避妊手術といえども立派な手術です。

もちろん病気になってしまった場合、手術が必要になってくるかもしれませんが、する必要がないまま元気に過ごせるかもしれません。

可愛い愛犬に、メスを入れずに済むのは大きなメリットだと思います。

避妊手術をしなければ、子供を作ることができるというのもメリットですが、妊娠は母体にとって大きなリスクにもなるので、もしご希望されるのであれば、しっかりと計画を立てた方がいいと思います。

避妊手術をするメリット

病気の予防や無駄な妊娠を避けられるなど、色々ありますが、どの情報源でも大抵一緒ですし、ほぼ間違ってはいないと思うので、今回は割愛します。

このサイトの他のブログでも書いていますので、参考にしてください。

避妊手術をしないデメリット

避妊手術をするメリットの逆になりますが、子宮や卵巣、乳腺の病気になる可能性があるということです。

これらの病気は寿命を縮めてしまうような重大な疾患になり得るのですが、臨床現場にいる獣医師としての経験で言えば、犬だけでなく飼い主様にも大きなダメージが起こりうる疾患です。

もちろん、元気がなく、今にも亡くなってしまいそうな愛犬を看取る精神的な苦痛もあれば、乳腺にできる一部の腫瘍は、化膿や自壊をともなうこともあり、それ自体を管理するのが物理的に困難なこともあります。

管理

自壊した腫瘍は、強い悪臭を伴うため、一緒に生活するのも困難であると思われます。

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また、性周期に伴う、発情出血の管理や、偽妊娠による問題行動も一緒に生活する上では問題になることもあるので、避妊をしないメス犬は、生活上そういったリスクを背負っているものと認識していただいた方がいいと思います。

避妊手術をするデメリット

よく知られているのが、太りやすくなると言われています。

どこまで信憑性のあるデータかはわかりませんが、2割から3割ぐらいのメス犬が太りやすくなると言われています。

避妊手術後のデメリットとして、臨床上に問題が出てくるのが、年をとったときに尿漏れを起こすメス犬が出てくるということです。

このサイトの他のブログでも書いていますが、確実な証拠はないのですが、避妊手術によるホルモンバランスの変化により引き起こされると言われています。

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また同じくホルモンバランスの変化により、毛質が変化したり、脱毛が起こったりすることもあります。

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ただし、個人的な見解を述べさせていただくのであれば、こういった性ホルモンの変化により出現する疾患は、老齢期になり卵巣の機能が低下すれば、おのずと出てくる変化でもあるので、必ずしも避妊手術だけが原因とは言えないと思います。

まれに文献によっては腫瘍になりやすいとか、その他のホルモン性の疾患になりやすいなど言われてはいますが、確固たるデータがないため、推論の域を超えるものではないと考えられます。

まとめ

物事にはメリット、デメリットは必ずあるので、メリットだけに焦点を当てて論ずるのも、デメリットのみを強調して主張するのも科学的ではないと思います。

総合的に考えれば、避妊手術を行うメリットは大きいと思いますので、獣医師としては避妊手術をお勧めします。