初めての避妊手術を目前に控えていると、どのような準備が必要なのかわからず、不安に思うことあるでしょう。
準備しておいた方がよい、小さなことから大きなことまでご紹介していきましょう。
手術当日はごはんと水は与えない
これは獣医師から指示が必ずあると思いますが、当日は朝ごはんと水を抜くことが必要です。もちろんオヤツもダメです。
絶飲絶食(ぜついんぜっしょく)と言いますが、行う理由としては麻酔中に胃の中に食べ物があると間違って吐いてしまって気管に入り、誤嚥性肺炎に陥るなどのリスクがあるためです。
手術の約12~18時間ほど前から絶飲絶食が必要です。水は6時間前までくらいは飲ませても大丈夫ですが、細かい指示はかかりつけの病院に従いましょう。
しかし、わかってはいても、残ったフードを出しっぱなしにしてしまったり、他にも犬を飼っている場合に他の仔のフードをこっそり食べてしまったなんてことがあるので、ウッカリがないように注意しましょう。
また、手術直後すぐにごはんが食べられるわけではないので、長時間の絶食に心配になる飼い主さんたちも多いようですが、通常の犬であれば、丸一日食べなくても問題はありません。仔犬などの低血糖に陥りやすい場合は例外ですが。
太めの仔はダイエット
丸くコロンとした太めくらいの方が可愛い。
という気持ちはわかりますが、麻酔をかける上で「太め」は危険です。
太め=脂肪組織が多いということなので、麻酔薬は脂肪組織に取り込まれやすく、麻酔がしっかりかかるまでに時間がかかり、かつ麻酔が覚めるまでにも時間がかかりやすくなります。
そうなると、通常よりも使用する麻酔薬の量が増えてしまったり、手術時間が結果長くなってしまい、麻酔のリスクも上がり、最悪の場合命の危険も出てくる可能性もあり得ます。
もし、犬のお腹のくびれが全くなく、胸の肋骨がさわれずにプニプニしている場合は、それは肥満の証拠です。1歳までの成長期の犬はあまり気にされなくてかまいません。
太めの仔はダイエットをしましょう。ごはんやオヤツを減らしたり、お散歩の時間を増やしてみましょう。
避妊手術を考え始めたころ、半年~3か月ほどかけてゆっくりとストレスのないように行いましょう。
手術前にシャンプー・トリミング
意外にやっておけばよかったと思うことが、シャンプーやトリミングです。
手術後は傷の抜糸までは、傷の治り具合に影響するため、お風呂に入れられません。
やれないと思うとやりやくなるものです。
手術の前に、疲れが重なると体調に関わりますので、前日より前に予定を立てましょう。
まとめ
他にも、もちろん最もストレスがかかる動物病院に慣らすという事も重要です。かかりつけがあれば、こまめに立ち寄って慣らしておきましょう。
また、手術について不安な点があれば、納得のいくまで獣医師に相談しておきましょう。
心配で心配でいてもたってもいられない心境になる前に、飼い主さんたちも心の準備をしておきましょうね。