オス猫の適切な去勢の時期は?自宅で出来る3つの見極め方。

子猫を飼われ始めたとき色々な心配があるとは思いますが、その中でもどの時期に何をしてあげればいいのかで迷われている方が多いのではないでしょうか?

実際、診察の中でもよく、「ドライフードはいつから与えればいいでしょうか?」「ワクチン接種はいつごろ行えばいいのでしょうか?」や「同居の他の猫といつ合わせてもよいでしょうか?」など、飼い主様からご質問をいただくことがよくあります。

その中でも、「いつ去勢をすればよいのでしょうか?」という飼い主様のご質問が圧倒的に多いと思います。

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去勢時期は生後6ヶ月前後。適切な時期が重要な理由とは?

実際猫を飼われ始める場合、犬と違ってペットショップやブリーダーから購入するのではなく、弱っている仔猫を保護して、そのまま飼われ始める方も多いと思います。

そのような場合、そもそも誕生日がいつなのかさえわかりません。

一般的な話で言えば、去勢の時期は生後6か月あたりと言われています。

医療的な話をするのであれば、睾丸が陰嚢の中に「2個」入っていれば、いつでも去勢を行うことは可能です。

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ただし、あまりにも早い時期に去勢を行うと、泌尿器系、特にペニスの発達が不十分になり、もし尿路結石などを起こした場合、尿道に詰まりやすくなってしまう可能性もあります。

かといって、去勢をせずにしていると、発情の時期には独特な鳴き声(雄たけび?)を発して、飼い主様が夜寝れなくなってしまうこともあるでしょう。

特にオス猫の場合、スプレー行動と言って、自分のおしっこを家の壁や絨毯、ソファーなどのふきかける行動をするなど、一緒に生活するのはかなり困難になります。

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したがって去勢を適切な時期に行うことはかなり重要です。

しかしながら、前述した通り、必ずしも生年月日がわかるわけではないので、その時期をご自宅で見極めるのは少し難しいかもしれません。

簡単な去勢時期の3つの見極め方

そこで自宅でもわかる簡単な去勢の時期の見極め方をお教えします。

1.睾丸が陰嚢に2個あるか確認する

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難しいように思えるかもしれませんが、触れば簡単にわかるとは思います

お尻の穴の下にかわいらしく(?)プリッとしているのが陰嚢です。優しく触ってあげると1cm弱の丸いものが2つ触れるはずです。

それが睾丸です。まれに大人になっても睾丸が正常に落ちてこない場合もありますので、触っても2つわからない場合は、念のため獣医師に相談したほうがいいかもしれません。

2.歯が生えそろっているか確認する

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人と同じように、猫にも乳歯と永久歯があります。猫は半年ぐらいたてば大抵乳歯はすべて抜け替わります。

したがって乳歯が残っていなければ、去勢の時期とみていいと思います

特に犬歯、いわゆる牙ですが、乳歯が残っている場合はとがっている乳歯と、乳歯よりは丸みを帯びた永久歯がみてとれます。

もし犬歯が2本並んでなく、丸みを帯びたものが1本だけなのであれば、もう去勢を行ってもいいでしょう。

3.体重を確認する

半年ぐらいすると、体重上昇が緩やかになり、成長も落ち着いてきます。

したがって体重を目安に去勢の時期を決めることも可能です。

もちろん、体重を定期的に計測しないといけませんが、去勢の時期を知ること以外にも、体重の変動は健康のバロメーターになりますから、定期的に測っておくことをお勧めします。

まとめ

猫の去勢手術は簡単だとはよく言われますが、それでも飼い主様にとっては可愛い我が子の一生に一度の大手術かとは思います。

だからこそ適切な時期に去勢を行うことは大切ですから、獣医師とよく相談しながら進めていくといいと思います。