最近、猫の人気が急上昇していますね。
様々な方が猫を飼われていると思いますが、アウトドア志向の方は猫よりも犬を飼っている確率の方が高いと思います。
しかし、様々な人が猫を飼うようになり、オートキャンプなど小旅行に猫を連れていく方もいるようです。今回はそんな方々に気を付けるべきことをアドバイスさせて頂きます。
この記事の目次
外の環境に敏感な猫、脱走に注意!そんな時の根本的対処とは?
「犬は人につき、猫は家につく」などとよく言われているように、猫は縄張り意識が強く、逆に自分の慣れていない環境には非常に敏感です。
できることなら自分の縄張りでないところにいるのは恐怖と感じるため、その場所から瞬発的に逃げようと試みます。
この習性を考えると、いくらおとなしい猫であってもオートキャンプに連れて行った際、ドアを開けた瞬間にサッと飛び出して逃げてしまうなんてことは十分あり得るのです。
知らない環境でいったん外に逃げられてしまうと捕まえることが非常に困難となり、名前を呼んだって絶対自分から近寄ってくることは無いのです。
「うちの子は名前を呼ぶと来るから大丈夫」という方も、それは家の猫の縄張りの中だけだと思ってください。外に出ると怯えて、ある程度逃げた場所から動かずにじっとして息を潜めてしまうのです。
そんな猫の習性はなかなか変えることはできませんが、その習性を出来るだけ目立たなくさせるための対処法があります。それが「避妊手術を受けさせること」なのです。
避妊手術を受けることで発情の兆候である「オス猫を求めて屋外に出たがる」ことがなくなります。外への興味は避妊手術前と後では全然違うと思っていただいても過言ではありません。
避妊手術をしていない猫は、春先から秋頃まで長い間発情期になります。年に3?4回出産が可能であることを考えると、妊娠期間以外はほとんど発情していることになります。
猫の発情期はなんとキャンプをするのに絶好のシーズンですよね。
家族で出かける際に「せっかくだからうちの猫も一緒に連れて行こう」という気持ちになるのは非常に共感できますので、その前に自分の猫が避妊手術を終えているかどうか、今一度確認してみましょう。
猫との楽しいキャンプライフを送るためのコツ
避妊手術をすでに終えている場合でも、万が一の脱走を防止するために以下のことを実践してみてください。
そうすれば楽しいオートキャンプライフが送れること間違いなしです!
①普段からキャリーケースに入ることに慣れさせておく
オートキャンプであっても猫だけの避難場所(震災時のシェルターのようなもの)を作っておくことが大切です。
車の中であっても特に移動中は常に入れておくことをお勧めします。キャリーケースに入れていないと思わぬ事故につながることもありますから十分お気をつけくださいね。
②ハーネス(胴輪)やリード(ひも)に繋ぐことに慣れさせておく
目的地に到着してキャリーケースから出す場合でも、ハーネスやリードに常につないでおくようにしてください。
特にキャンプでバーベキューなど食事をする時には外で抱っこして一緒にテーブルを囲みたい、と思われるはず。
そんな時に紐でつないでいなければ絶対に逃げてしまいますから、普段から繋ぐことにも慣れさせておきましょう。
③キャンピングカーや自家用車の中にいることに慣れさせておく
車の中も自分の縄張りだと思ってもらえるように時々車で連れ出すなど車に慣れることも重要だと思います。
そうすれば車酔いやずっと鳴き続けてしまうことを極力抑えることが出来るはずです。
まとめ
家の外に連れ出すならまずは避妊していることが必須です。
そして、避妊手術をしていても万が一の脱走防止に努める工夫をしながら出来るだけ猫にストレスや恐怖を与えないように、日々少しずつ車の移動など外の環境に慣れさせていきましょう。